錆園 -サビノソノ-

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中国 福建土楼の旅 三日目 その2

中国 福建土楼の旅 三日目 その2



-「環を極めた楼」-


環興楼からさらに奥地の土楼へと向かう。
目指すは“環極楼”だ。
砂埃を巻き上げながら、田舎の狭い道を進んでゆく。



福建土楼三日目07



村を抜け、しばらくすると一面に青々と茂った壮大な畑が広がる。
この付近はお茶が有名なのだが、地域を支えるもう一つ重要な資源がある。
タバコの葉である。
実は、茶よりも古くから栽培されているとの事だ。
僕はタバコを吸わないが、このタバコ畑から採れた葉がどのように加工されていくのか興味が沸いた。



福建土楼三日目08

福建土楼三日目09



この福建土楼の旅で、是非訪れてみたいと強く望んでいた環極楼。
規模は小さいが、何よりも特徴的なのは極めて美しい環(わ)の造形である。
承啓楼のような大規模な土楼も見ごたえがあるが、
洗練された美しさに限っては環極楼のほうが上を行く。

そして、そのあまりにも精巧な造りのため、もう一つ他の土楼には無い特徴を持つ。
その秘密は、土楼の中央へ立つと良くわかる。
通訳のさんに言われるがまま、静まった土楼の中心で大きく手をたたいた。

パンッ!

驚くことに、叩いた手の音が見事に中心へと集約し反響する。
360度の天然サラウンドである。
あまりに精巧なため、半歩位置がずれれただけでこの現象は起きない。
今まで経験したことのない、不思議な反響音。
2万戸以上とも言われる土楼の中でも、こういった特徴をもつ土楼は指折りなのだという。

ちなみに、この音を反響させるために計算し設計したわけではなく
「結果としてそうなった」らしい。
文字通り「環を極めた楼」である。



福建土楼三日目10

福建土楼三日目11

福建土楼三日目12

福建土楼三日目13

福建土楼三日目14



反響音を堪能していると、手に何かを持って老婆がこちらへやってくる。
食べなさい、とニコリと微笑みながら採りたてのスモモを手渡してくれた。
美しい静かな土楼で、甘酸っぱいスモモを頬張る。
実に贅沢じゃないか。



福建土楼三日目16

福建土楼三日目15



周囲の村を散策すると、文化大革命の名残りがちらほら。
土楼と一族を守るため共産思想を受け入れる“ふり”をしていたそうだ。
中国の複雑な事情をこんな田舎で垣間見るとは思いもしなかった。



福建土楼三日目17


土楼の廃墟。
多くの土楼はこのように朽ちて行くのだろう。
緑が覆い茂り、蝶の舞うその空間。
土楼の果てにみた楽園だ。



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