錆園 -サビノソノ-

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中国 福建土楼の旅 二日目 その2

中国 福建土楼の旅 二日目 その2


-「Are you Japanese?」-


さて、田螺坑土楼の村で食事を終えた後は永定土楼村へと向かう。
この辺りになってくると古い土楼があらゆるところに点在し、
茶畑の合間にポツポツと見えてくる。

先ほどの田螺坑土楼はあまりにも観光地化されてガッカリだったが
そういった観光地化された土楼はほんの一部だ。
実際には一万とも二万とも言われるほどの数が存在し、
現在においても山奥の土楼などは把握されていないそうだ。

今回の旅は、観光地化されていない無名の土楼の生活を堪能したかったので
ふと目に付いた土楼の前に車を止めてもらう。



福建土楼二日目022



まったくもって人の気配が無い…。
だが生活感はいたるところに見受けられる。
実は、土楼の多くは廃墟と化しており、
辛うじて老人が数人住んでいるというのが土楼の現状だ。
多くの若者たちは皆都会へ出稼ぎへと行ってしまったと言う。



福建土楼二日目023

福建土楼二日目024



二階へとあがると古い生活の跡があらゆる所で感じられる。
この土楼も殆んどは空き家なのだろう。



福建土楼二日目025

福建土楼二日目030



人気の無い土楼の廊下でお茶をもむ青年がいた。

「Are you Japanese?」

彼の口から英語が出てきたのは驚いた。(失礼だが…)
福建土楼の出身者は政治家や学者など多くのエリートを輩出しており
とても教育熱心な文化を持つ。
という話を思い出した。
色々と話を聞いてみたかったが、仕事が忙しそうだったので話しそびれてしまった。
「Yes. I`m Japanese!」
と答えると、ニコッと微笑んでくれた。


福建土楼二日目019

福建土楼二日目021

福建土楼二日目020






-少し残念だ。と、豊かな暮らしに浸っている僕らにそう思う資格は無いのだろう-


静かな名も無き土楼を跡にし次の目的地“裕昌楼”へと向かう。

ここは700年以上の歴史と5階建ての造りという珍しい土楼で、
地震や経年劣化で各階が大きく傾いているのが特徴だ。
割と期待値の高かった土楼なのだが…
観光地化で、4,5年前の姿とは大きく変わってしまったようである。
お土産屋がぎゅうぎゅうに詰まっているその姿を見て
一気に写真など撮る気が失せてしまった…。


福建土楼二日目026



そんなガッカリしている中、一人のおじさんが声を掛けてくる。
「うちでお茶でも飲んでいきなさい」
と、ガイドのさんが通訳してくれる。
その言葉に甘えてお茶を頂くことに…。

色々と自慢げにこの土楼の事を話してくれる。
直接その会話を理解できれば良かったのだが。
ここで生まれて、今は観光タクシーのドライバーをしているのだそうだ。
壁には家族の写真が飾ってあった。
とても幸せで楽しそうな家族写真だ。
観光地化という新しい波を彼らはどう感じているのだろう。
自らの生まれ育った住まいが、観光資源としてお金を落として行ってくれる。
これは彼らにとって生活を変えたのは事実だが、古い静かな生活を壊してしまった。
少し残念だ。と、豊かな暮らしに浸っている僕らにそう思う資格は無いのだろう。


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福建土楼二日目027

福建土楼二日目028


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プロフィール

浅井 寛司

Author:浅井 寛司
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当blogでは浅井が撮影した旅の写真、鉱山跡、廃墟などを紹介します。

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